八戸クリニック街かどミュージアム

理念・活動紹介

八戸クリニック街かどミュージアムは、長年産婦人科医師として約2万人の命にかかわってきた館長小倉秀彦の「文化面における社会貢献」と「地域への恩返し」の想いにより、2012年4月に開館致しました。

美術は、人の生活の中にあり、人間が持つ自由な想像力、それぞれの人生経験の中で育まれる情感が、作家の創意と響き合い、日常に一時の潤いをもたらしてきました。当館は、誰もが行える「鑑賞」をより気軽に楽しむ場となり、よりしみじみと味わう機会を提供できるよう、美術が分かり難いという方々の視点に立ち展覧会の開催などを行っていきます。作品の蒐集・研究においても、個々の作品から受ける感動を基礎に、これまで一時的に忘れられていた優作にも光を当て、未来へ継承していきます。また、学校・公民館などの館外活動に関しても、出来るだけ多くの方々と対面でのやりとりを重視しながら、本物の作品を使った鑑賞体験を提供し、学校・社会教育の地域格差是正の一助となるよう努めていきます。

当館の収蔵品は、浮世絵などの伝統木版画・八戸ゆかりの鳥瞰図絵師吉田初三郎の作品・懐かしの映画ポスターなどです。伝統木版画は、日本美術の代表格である江戸浮世絵に始まり、明治・大正・昭和初期に至るまで作品を生み続けてきました。また、鳥瞰図は、大正から昭和初期の近代日本発展期の旅行ブームを彩り、映画は戦後日本の娯楽の中心として現在も世界の大衆文化の一角を担っています。これらの大衆文化には、多くの人々の心をつかむために、日本人に広く浸透し永く継承されてきた価値観・美意識、そして制作時のムードが反映されています。

現在、私達は経済のグローバル化や地域社会の変容、情報通信の発達などにより身近な問題から国際的な問題まで、多様な価値観・文化の共生が求められる時代に身を置いています。現代において日本文化を見つめ直すことは、私達自身の価値観や文化の根源を再認識すると共に、それが多様な文化の重要な一つであること(また一つにすぎないこと)の自覚を促し、他者や異文化理解の基礎を築き、共生のための第一歩に繋がるのではないでしょうか。当館は、未来へ向けて日本文化を考えるためにも、日本特有の発展を遂げた近世の大衆文化から、近代化に伴う近現代の大衆文化の変遷を見直す視点を持ち作品の蒐集・研究を行い、広める努力をしていきます。

八戸クリニック街かどミュージアム
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